ヤマハのギター製造は1960年代に始まり1966年にギター研究科を新設し、世界に誇れるヤマハギターを目指し1968年からスペインの製作技術を取り入れて誕生したギターのシリーズが出品のヤマハGC-3になります。 1968年にヤマハは、スペイン グラナダのギター製作家、エドアルド・フェレール氏を浜松に招き、ギター製作のイチから製作指導を受けました。フェレール氏は当時は、ホセラミレスのA2ラインを製作する極めて優秀な技術者でした。フェレール氏の帰国後、再び1973年にエルナンデス・イ・アグアド氏を招き技術指導を受け、現在に通じるヤマハのハイスペックモデルGCシリーズの基礎が確立しました。ヤマハギター研究科の設立と一連の技術指導を起点にヤマハの国産高級ギターを支えた鈴木氏、土屋氏、金子氏、加藤氏、江崎氏、原田氏を始めとする有名作家や多くの技術者が育ちました。 本品は、フェレール氏 の技術指導を受け、1970年にヤマハ浜松工房で製作された総単板モデルGC-3で、他にGC-5、GC-7、GC-10のシリーズがありました。 また、1968年12月からフェレール氏の指導が入り、当初は日本工業規格JISマーク入りラベルでしたが、1970年には指導が進みラベルからJISマークがなくなりました。 材料のトップは杢目の詰まったスプルース単板、サイドとバックは柾目の縞模様が美しいローズウッド単板、ネックは硬いマホガニー、指板は漆黒のエボニー、ブリッジは硬いローズウッドです。また、音色はスプルースらしい解像感のある華麗で力強い発音と、ローズウッドならではのワイドレンジで艶と深みのある音色が響きます。また、試奏用の弦を張りましたのですぐに試奏していただけます。 ギター愛好家の皆さまには、ヤマハの出発点となった記念すべきギター、ヤマハGC-3ビンテージをどうぞよろしくお願いします。 全長：100センチ 弦長：65.5センチ 弦高：約3.4ミリ 12フレット1弦 　　　約3.7ミリ 6弦 ナット幅：約5.1センチ ボディ厚：約9.6センチ セラック塗装 新品ハードケース 新品ハードケースにプチプチを巻いて梱包します。安全にお届けします。